きちんとした装い

十年ぶりにジャケットを買いました。もう、ジャケットを買うことはないだろうと思っていたのですが。早稲田大に行く電車の中で見かけた女性たちに触発されたのです。
目の前に座っている70〜80代の三人の女性。いつも街中で見る女性たちとは何かが違います。ハッと気がつきました。布製の帽子を被っていない。Tシャツの上にブラウス風の羽織り物を着ていない。大きな手提げ袋やリュックサックを持っていない。足元を見るとスニーカーを履いていないのです。
綺麗に整った髪、地味だけど上質な服、履き良さそうな革靴、揃えた膝の上には小振りのハンドバッグ。背筋が伸びた姿勢。女性のグループにありがちな声高のおしゃべりもありません。
本当に久しぶりに素敵な同世代の同性を見たと思いました。
降りぎわ、ふと耳に入った言葉から、小学校の校長さんのお仲間たちだとわかりました。きちんとした装いは良いなあ。それがジャケット購入の経緯です。
どんな装いをするか、 それは自分が歩んで来た人生を肯定し表現する事でもある様に感じました。
大学の夏期講座にはきちんとした装いで出かけようと思います。

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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