花水木
散歩道に花水木が咲いています。アメリカヤマボウシの別名通り、アメリカ東海岸からミシシピー河辺りに自生しています。北部のメイン州では、花水木の開花を予測する「花水木前線」の報道があるそうです。日本の「桜前線」に似ています。排気ガスなどの公害に強いので街路樹として馴染み深い樹木ですが、歴史は古いものではありません、1912年に当時の東京市長の尾崎行雄が、ワシントンD.C.に染井吉野を贈った返礼とて1915年に、白い花水木40本、ピンク色が20本送られたものを、日比谷公園と小石川植物園に移植育成したのが始まりだそうです。「ハナミズキ」は一青窈。「花水木」が槇原敬之。私は槇原敬之の詩が好きです。(最後のデートも 同じ場所で待ち合わせよう 花水木の通りの終わり 沿線沿いの空地で) 切なくなります。こんな気持ちを感じられる自分が不思議だったりします。
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