繡線菊の花

繡線菊が咲いていました。梅雨空の下、色とりどりに咲く紫陽花の影で、目立たない花なのに心惹かれます。難しい字ですが「しもつけのはな」と読みます。日本で最初に発見されたのが、現在の栃木県、下野(しもつけ)の国に因んで命名されたそうです。繡線はどう読んでもシモツケとは読めません。繡線菊は漢名。俘囚となった父を捜した少女「繡線」に由来するそうですが、その物語を暇に明かして捜してみたものの、わかりません。ご存知方に、教えていただけると嬉しいです。
 繡線菊の咲けばほのかに兄恋し   黒田 杏子
 繡線菊やあの世へ詫びにゆくつもり 古舘 曹人

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

0コメント

  • 1000 / 1000