黄水仙

曇り空ですが、風も無く暖かく感じる朝です。黄水仙が咲いています。形が日本水仙に似て、色が黄色だから「黄水仙」。「ラッシュ水仙」とも呼ばれています。ヨーロッパ原産で、スペインやポルトガルでは自生しているそうです。日本には江戸末期に渡来しました。花言葉は、私のもとへ帰って、愛に応えて。

　代筆も家事のひとつや黄水仙　　　上田五千石

　突風や算を乱して黄水仙　　　　　中村　汀女

「算を乱す」良く聞き、使う言葉ですが、今一つ語源が曖昧でした。暇に任せて調べたら、算とは占いや計算に用いる「算木」のこと。本来なら整然と並ぶ算木が乱れることから「散り散りばらばら」になることとありました。子どもの頃、知らないことが分かった時、両親は「ひとつ利口になったね」と必ず褒めてくれました。今朝は、一つ利口になった気分です。