いぬふぐり

今年初めて「いぬふぐり」を見つけました。車の往来が激しい新道と旧道に挟まれ三角形の空き地です。「瑠璃唐草」とか「星の瞳」という素敵な名前があるのに、一向に認知されない「いぬふぐり」。
種の形状が犬の陰嚢に似ているので名付けられたそうですが。ヨーロッパ、アジア、アメリカと世界各地に分布し、日本には明治時代に渡来するや忽ち野草として広がったと言いますから、可憐な花の割には生命力が強いのでしょう。花言葉は、忠実、信頼。確かにこの花を見つけると「春が確実に来ている」と安堵します。
 一点のいぬふぐりの花をもて佳日  山口 青邨
 咲いてすぐ踏まれるものに犬ふぐり 稲畑 汀子

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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