楽しみな会話

最近、散歩道で会話を交わすようになった老紳士。

すれ違いにほんの2〜3分の会話ですが、楽しみです。語彙が豊かでユーモアと知性があります。

暖かいと思ったら急に寒くなった朝の一言「三寒四温ですなあ」。ホントに。

日曜日の朝、いつもの鳥たちがいないと「今日は日曜日だから寝坊をしているんでしょう。間もなく来ますよ」。気がつけば鳩の群れが飛んできました。

刈り取られた菜の花畑で、鳩、椋鳥、名も知らぬ小鳥がそれぞれ固まって餌を啄んでいたら「鳥たちにもテリトリーがあるんですねえ」。確かに。

昨日は、政治について愚痴った私に「総理大臣と思うから腹が立ちます。あの人はソウジ(掃除)大臣。

でも大丈夫。日本は名もなき民でもっている国ですから。被災地のボランティアのようにね。民がしっかりしている、世界でも稀な国です」。

前夜、感動の涙して観たプロジェクトXの「三陸鉄道復興」を思い出して納得。

最初は、おはようございますを言うのも躊躇するような孤高の御老人でした。言葉を交わしてみて、ご挨拶して本当に良かったと思います。

駅前公園の時計塔のオリーブの木が元気です。時計塔下の小さな花壇も花盛り。曇天から小雨。肌寒い朝です。